まぶね日誌


まぶね日誌No.109<大自然のめぐみーCS夏期キャンプ①>
                         石井 智恵美
 カンカン照りの続く7月最後の日、二泊三日のCS夏期キャンプが始まりました。前日も様々な用意をして、待ちに待ったこの日でした。私は、大学の採点レポートが終わらぬまま、キャンプでの開会礼拝、キャンプ・ファイヤーのリクレーションの準備に追われました。フォーク・ダンスの「マイム・マイム」を踊ろう、とインターネットで調べてみました。ユダヤ民謡ということは知っていましたが、これが聖書に由来する歌とは知りませんでした。マイムはへブル語で水。出エジプトを果たし、砂漠を放浪したイスラエルの民が神様に願って水が与えられた喜びを歌っている歌なのだそうです。「水だ、水だ、救いの水だ!」というのがクライマックスの喜び。これは、CS夏期キャンプにぴったりだと思いました。準備万端整えて、当日を迎えました。
 
6名の子どもとスタッフ5人。お母様たちとTさんに見送られて教会を出発しました。女の子3人、男の子3人。キャンプ・ファイヤー用にアフリカの太鼓を友人のKさんに借りるために立ち寄って、いよいよ、奥多摩山のふるさと村へ。普段、ほとんど礼拝に来ていないY君がいたので、うまく溶け込めるかな、と心配しましたが、男の子たちはすぐに仲良くなって、車の中で打ち解けていました。しばらくしてY君が「キャンプって結構、楽しいかも」と言ってくれたので、こちらも嬉しくなりました。しかし、さすがに奥多摩は遠い。結局3時間かかって、山のふるさと村には到着。お昼御飯は、ビジターセンターの東屋で1時になっていました。キャビン・サイトに移動して、荷物を下ろし、3時にしばらくいった川沿いの水車小屋のそばで開会礼拝。今年の聖句は、マタイ6章の空の鳥をみなさい、の箇所。静かに山の音に耳をすませました。キャンビンに戻り、おやつを食べて、夕食のバーべーキューの準備です。合間に、外で鬼ごっこをする子どもたち。「疲れた」と言っていても、元気があります。野菜を切るのが初めての子も多くて、時間はかかりました。バーベキュー(夏野菜、鶏肉、豚肉)と最後に焼きそば。余った焼きそばは、翌日の朝食で「焼きそばパン」になりました。7時半にキャンプ・ファイヤー場に移動。キャンプ・ファイヤーが初めての子もいました。歌を歌って、アフリカの太鼓で「ドラム・トーキング」(太鼓で先導者と会衆で掛け合いで音を交わし合う)をしましたが疲れていたので、いまいち乗りが悪かった。マイム・マイムも踊りましたが、やっぱりあまり盛り上がらなかった。準備した方としてはちょっとがっかり。でも深い渓谷に響く川の音に包まれて初日は、みんなぐっすりと眠りました。