9月10日 浦野・内多デュオリサイタル報告

9/10(日) 浦野実成・内多瑞子デュオリサイタル 15時開演(14:30開場)

 おかげさまで、来場者112名で会場は満席となりました。
宗教改革500周年記念と銘打ってのコンサートで、プログラムは
ブラームス「四つの厳粛な歌」他とドヴォルザーク「聖書の歌」
いずれも聖書をテキストにした歌曲でした。
 歌い手である浦野実成さんより、ご挨拶があり、宗教改革者ルターが成し遂げた偉業の一つに
原語(ヘブライ語、ギリシャ語)からの聖書翻訳があり、それは現在の標準ドイツ語にもなっている
との説明がありました。ルター訳のドイツ語で、歌曲は歌われました。
 普段、聞きなれているコリント信徒への手紙Ⅰ13章「愛」の箇所や
旧約聖書の「コへレトの言葉」、そして詩編に音楽がつけられると
こんなにも人の心を揺さぶるものなのだ、と実感しました。
実成さんの朗々とした歌声と、力強く説得力のある内多さんのピアノ伴奏。二人の演奏が相まって
生み出す火花のような音楽は、いつまでも心に残るものになるだろうと思います。
「信仰のみ」「聖書のみ」との原理に立って、宗教改革を成し遂げたルター。
それを記念するにふさわしい演目であったと思います。聖書の言葉の素晴らしさを、音楽とともに
味わうことのできた素晴らしいコンサートでした。
ご来場いただいた皆様、そして、さまざま場面でご奉仕くださった方々に心より感謝いたします。
                                          まぶね教会牧師 石井智恵美