こども夏期キャンプーみんなで祈ろう ①

【農村伝道神学校敷地内で見つけたいちょうの実】

 毎年この時期に開いている夏期キャンプですが、今年は近場の農村伝道神学校をお借りして行いました。5歳から10歳までの男の子4名、女の子3名の参加でした。車で30分もかからないところですが、山の中で気持ちの良い場所。民家がないので遠慮なく子供達も遊ぶことができました。
 さて、曇りがちの天気の中出発。農伝に着くころには晴れ間が出て、嬉しくて、林のグリーン・チャペルで開会礼拝を始めたのはいいのですが、あっという間にヤブ蚊がやってきて、礼拝の間みんなそわそわ。子どもたちはまったく集中できていませんでした。私も自分の足に食われた跡を数えたら、両足合わせて60か所ほど。これでは子どもたちも集中できなかったはずでした。蚊取り線香をつける、虫さされスプレーをするのをすっかり忘れていたのです。
 気を取り直して研修棟へ。「みんなで祈ろう」のプログラム。5歳から10歳までの子供が飽きずについてこれるプログラムを考え「からだで祈ろう」としました。5歳のこどもに聖書の言葉を説明しても無理なので、とにかくリラックスして安心することを体験する、自分の体を感じてもらうというところから始めました。歌とゲームで自分のからだをほぐして、「きゅううりもみ」でお互いのからだをほぐすことをしました。そして3分だけ姿勢を正して沈黙の内に坐ることを体験しました。「お祈りをすることは、内へ内へ集中することだよ。それから、また内側から神様へ向かって出てゆくことだよ」と話しました。そして「お祈りは神様との対話だよ。そして人と人をつなぐものだよ」と。それを3分間だけ体験してもらうことをしたのです。やっぱり3分もすると、こどもたちはそわそわ。でも、いいんです。このリーンとした感じが、からだのどこかに残ってくれれば。いつか大人になって思いだす時が来れば。